楽天証券クレカ投信積立ポイント改悪!

楽天証券がクレカ積立のポイント還元率の見直しを発表しましたが、継続したほうがいいのか?止めるべきなのか?

投信積立での「楽天キャッシュ決済」の開始および楽天カードクレジット決済のポイント還元率の一部変更について:楽天証券
楽天カードと楽天キャッシュを併用することで、毎月最大10万円までがポイント還元の対象となり、お得なキャッシュレス積立を行うことができます。

楽天カードで投資信託の買付を行うと、買付金額の1%分のもらえましたが、2022年9月買付分から、還元率の見直しが発表されました。

私が今まで、クレカ投信積立で何を行っていたかというと、値動きの小さい国内債券のインデックスファンドを購入して、翌日に売却。クレジットカードのポイントをいただいて、投資に回してました。

これまでのクレカ投信積立の実績

まずは買付の対象となる投信です。買付けた翌営業日に売却することが前提なので、値動きが小さいことが大前提です。1%のクレジットカードポイントがもらえるので、1日のボラティリティが1%以内のファンドであれば、理屈の上で「勝ち」となります。

私が選択したファンドはこれです。

値動きも大事ですが、コストも大事です。ここでは「管理費用(含む信託報酬)」として表現されており、そのコストは0.132%と低めなのも決め手でした。もちろん、ノーロードが前提です。

楽天証券における実績

楽天証券では私は2020年1月からクレカ投信積立をやっています。その間にこのファンドを買付けて、売却した通算の損益は▲3円の負け。一方、その間にもらった楽天ポイントは13,000ポイント。結果は26ヶ月で12,997円の勝ちです!

SBI証券における実績

SBI証券も2021年8月からクレカ投信積立が始まってます。通常1%貯まるカードでクレカ投信積立の買付を行っていますが、2021年12月まではキャンペーン期間中で還元率は2%ありました。それを踏まえての実績ですが、投信売買による損益は▲10円、その間にもらったVポイントは6,000円。結果は7ヶ月で6,990円の勝ちです!ただし、Vポイントは投資ができるポイントに交換する場合の交換率は80%とやや効率が落ちます。そして、通常1%貯まるカードは年会費が11,000円(税込)かかるカードであり、この投信積立のためにカードを作るのならば、通常0.5%貯まる年会費無料のカードにしないと負けます

今後見込めるクレカ投信積立で得られるポイント

では、今後、クレカ投信積立で同じファンドを売買した場合見込まれるポイントはどの程度になるのでしょうか?投信売買による1年間の損益を▲5円だとして試算してみます。

楽天証券で今後見込めるポイント

楽天証券で今回のプログラム見直しにより、クレカ投信積立のポイント還元率は0.2%まで下がります(ファンドによって異なる)。したがって、1年間で見込めるポイントは(買付金額)50,000ポイント×(還元率)0.2%×12か月=1,200円まで下がります。見込損益▲5円と通算すると、年間1,195円の価値が見込めます。

楽天キャッシュという超マイナー電子マネーで信託報酬が高いファンドを購入すれば、ポイント還元率は従来同様の水準に維持されますが、私は必要としていません。

SBI証券で今後見込めるポイント

前提条件は楽天証券の場合と同じですが、還元率は1%で据え置きです。したがって、1年間で見込めるポイントは(買付金額)50,000円×(還元率)1%×12か月=6,000円となります。ただし、Vポイントからポイント投資が可能なTポイント、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイントへの交換率80%を加味すると、得られる投資原資としては、6,000ポイント×(交換率)80%=4,800円となります。見込損益▲5円と通算すると、年間4,795円の(ポイント投資の原資としての)価値が見込めます。

マネックス証券という選択肢

実は2022年2月25日からマネックス証券でもクレカ投信積立が始まります。そして、その還元率はなんと1.1%!楽天証券が還元率を引き下げる中、業界No.1の還元率で参入してきます。

前提を同じとして、1年間で得られるポイントを試算してみます。

(買付金額)50,000円×(還元率)1.1%×12か月=6,600ポイントとなります。見込損益▲5円と通算すると、年間6,595円の価値が見込めます。

受取るポイントはマネックスポイントなのですが、マネックスポイントは、Tポイント、dポイント、Pontaポイントなどと等価で交換できます!注意点は、日本国債インデックスファンドでこのスキームが使えるかどうかですね。この点はサービス開始まで詳細がわかりません。

そしてマネックス証券でクレカ投信積立を行う場合、新たにアプラスと提携したマネックスカードが必要ですので、興味がある方は、今のうちにカードを作成しましょう。ログイン後画面から申込ができます。

マネックス証券最強伝説、再びですね。

まとめ

マネックス証券が新規参入後、2022年9月以降、各社のクレカ投信積立を通して得られるポイント投資原資は以下の通りです。

得られるポイントポイント投資に使える金額投信売買との損益通算(見込)
楽天証券1,200円1,200円1,195円
SBI証券6,000円4,800円4,795円
マネックス証券6,600円6,600円6,595円
合計13,800円12,600円12,585円

どうでしょうか?一口にクレカ投信積立でポイントがもらえるといっても、もらったポイントをポイント投資に回そうとすると、その価値はずいぶん違うことがわかります。

ただし、ポイント還元率の改悪があった楽天証券でも、見込まれる損益通算はプラスのままですから、結論としては、継続してもよさそうです。

そして、可能であれば3社で全部でクレカ投信積立を上限の50,000円/月までやったほうがよく、12,585円分程度のポイント投資原資が得られる、ということになります。

投資は自己責任でお願いします!

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