お買い物ができるスマートリングとして話題のEVERINGがついに一般発売開始となったので購入し、本日到着しました~。で、さっそく使ってみました。
EVERINGとは?
EVERINGとは指輪型のタッチ決済媒体です。VISAタッチ専用の指輪だと思ってもらえばOKです。クレジットカードではなく、プリペイドカードで、他のクレジットカードからチャージをすることで使います。充電などは一切不要で、ある程度の防水もされてます。
到着、そして開封の儀
EVERINGを購入したのは、2021年10月3日(日)。到着したのは3日後の6日(水)ですので、遅くはないけど、すぐに来た!という感じでもないですね。配送業者は佐川急便さんでした。
到着した段ボールを開けるとこんな感じ。
上に乗っているレターと納品書をめくると、モノがありました。
中の箱は、ぴっちり包装されていて、カッターを使わないと空けるのはしんどいかも。また、箱もぴっちり密閉感のある箱なので、取り出すまでは一苦労ですね。しっかり梱包されている、といえばそれまでですが。
リングの中央部分に「Less is smart.」って記載されていて、ちょっとかっこいい。
リングが届いたら、アクティベーション(有効化)作業が必要です。専用のアプリをダウンロードし、ユーザー登録を行います。途中、以下のような画面が出てきます。
ここで注意が一つ。
アクティベーション後はサイズ変更を受け付けてもらえなくなります。必ず、アクティベーション前に自分の指に合うのかどうか、チェックしてください。
私は事前に公式HPからサイズ測定用の紙をダウンロードして、印刷、切り抜き作業をやって測定したのですが、実際に装着すると、計測結果よりも大きいサイズでした。他の指に合ったサイズで、特に問題なかったのですが、他のアクセサリーなどの都合で装着する指にこだわりがある場合は注意しましょう。
その後、チャージ用のクレジットカードを登録してからチャージを行い、オートチャージ(任意)の設定を行えばアクティベーション完了です。
チャージ用のクレジットカードは?
チャージに使用するクレジットカードは、Visa/Mastercard/JCB/AMEX/Dinersの本人名義のクレジットカードとなっています。では、そのカードを登録するのがいいのか?
高還元率のクレジットカード
2%ポイント還元キャンペーン期間中のVISA LINE Payカードはポイント対象外サービスに「電子マネー/プリペイドカード/Walletサービス等へのチャージ」と明記されていることから、チャージに設定するカードとしては不適でしょう。
その他、楽天カードやPayPayカード(旧ヤフーカード)など1%還元のクレジットカードが王道だと思います。
Kyashはどうなの?
KyashはEVERINGと同じVISAプリペイドカード。プリペイドからプリペイドカードの残高(バリュー)にチャージできるのかな?と思いましたが、なんとできました。ポイントは3Dセキュアに対応しているかどうかです。
ANA JCBプリペイドはOK、au WALLET(プリペイド)は3Dセキュアに対応していないからNGでした。dプリペイドカードは試していないけど、カード名義が「PREPAID MEMBER」に統一されていますので、EVERINGに登録できるカード要件を満たしていないことからNGということでしょう。
いずれにせよ、高還元率のクレジットカードを単に紐づけるのではなく、ポイント二重取りができるプリペイドカードと紐づける方が、おトクであることは間違いなさそうです。
で、EVERINGはおトクなの?
EVERINGは公式サイトで購入したのですが、送料込みで20,460円でした。
このリングは100万円の決済までは利用でき、カード有効期間(4年)内であれば、100万円を超えた場合でも新しいリングを送ってもらえるということ。
100万円に対し、コストが20,460円ということで、コスト率は2.046%です。ただし、100万円超過しても無料でリングをもらえることを考えると、例えば200万円まで利用すれば、コスト率は1.023%です。
したがって、還元率1.023%以上であれば元が取れるということ。還元率1%のクレジットカード+Kyashの還元率0.2%、合計1.2%であれば元が取れますね。私はKyashにはJACCSのTカードPrimeを紐づけていますので、通常時は1%+0.2%=1.2%、日曜日にチャージすれば1.5%+0.2%=1.7%となるので、十分元が取れます。特にKyashは500円未満の取引ではポイントが付きませんが、EVERINGのチャージは1,000円単位なので、ポイント付与の無駄がありません。ここはEVERINGの優れているところです。
20,460円÷1.7%=1,203,530円。カード有効期間である4年間でこの金額以上を利用すれば、リング代の元は取れるという計算です。したがって、4年間1,203,530円利用→年間300,883円→月間25,074円、この利用金額が損益分岐点です。これならいけるのでは?でも、EVERINGの決済自体は何かしらの還元があるわけではないので、決済に使用しておトクになる、という類のグッズではなさそうです。
EVERING、さっそく使ってみた。
アクティベーションも終わり、Kyashを使ってチャージもできたので、さっそく街に繰り出して使ってみました。
DAISO
最近、近所に新しくお店ができたんですよ。セルフレジも導入されていて、このレジでタッチ決済ができるようになってます。1品、110円の決済だったのでまさにEVERINGの出番。お支払いボタンからクレジットカードをかざしてってやってみたのですが、支払い完了にならず…。時々、「NFC~」って文字が点滅してたので、まったく認識してなかった訳ではないようですが、安定していなかったようです。結局はQuickPayで支払ってしまいました(タッチ決済ができない端末ではなかったことは確認できた…)。
まぁ、初めてお会計をしたお店なので、何かがよくなかったのかもしれません。
ファミリーマート
失意のうちに、DAISOの隣にあるファミリーマートを訪問。ここでも使ってみました。「チャリーン」とファミマのレジのクレジットカード決済完了音が流れホッとしました。少なくとも不良品ではなく、普段VISAタッチを使っているお店で、問題なく使えました。
ベルク
ここもいつもVISAタッチ決済を使っているお店。最初、端末の準備ができる前からかざしてしまったようでうまくいかず、2回目で問題なく決済完了。1度目に失敗しているとき、店員さんから、こいつ何やってんだ?的な視線で見られるのが恥ずかしい。
決済するとアプリにこんな通知が来ます。決済場所はともかくとして、決済金額も記載されてない、なんだかなぁーという通知です。
まとめ
EVERINGは今後ますます拡大していくVISAタッチ決済のお店で使える便利な手段。財布、スマホを持たなくても買い物できるという体験ができます。デザインやアプリの通知が洗練され、ポイント還元、交通系ICカードとの共存などができてくると、爆発的に増えていくカテゴリーのサービスだと思います。だってウエラブルって便利だもん。