日銀が地銀の経営統合を後押しする施策を発表しました。日銀当預にプラス金利だそうで…
日銀、地銀再編へ資金支援 当座預金にプラス金利 - 日本経済新聞
日銀は10日、地域金融機関を支援する新制度を始めると発表した。経営統合や経費削減に取り組むことを条件に、日銀に預ける当座預金に年0.1%の上乗せ金利を付ける。新型コロナウイルスの影響で金融機関の収益環境が厳しさを増すなか、日銀は地銀再編を促...
日銀当預は3階層に分かれており、階層ごとにプラス金利、ゼロ金利、そして2016年からはマイナス金利が付与されます。その当預の金利に+0.1%の上乗せ金利を払うとのこと。
地銀はかつて、貸出先がなくとも、日銀に預けておけば取り敢えず金利がついたので、貸出することもなく、日銀に預けて、利息を稼ぐモデルで運営していました。しかしながら、ゼロ金利、そしてマイナス金利となり、ビジネスモデルは崩壊、それが現在の地銀の苦境の背景です。
ここにプラス金利を出してあげるから、経営統合しなよ。でも、3年だけだから早くやらないとね!規模が大きい方が、日銀に預ける金額も多くなるよね♪って日銀が言い始めました。
背に腹は変えられない地銀は食いつきたいけど、そんな手の内は見せたくないしっていうことで、茹でガエル状態の地銀は多いと思う。その茹で汁からどこが抜け出すか、注目ですね!
それにしても、日銀はETF買い支えでB/S大丈夫って思ったけど、今度は破格の金利付けちゃうよってことでしょ?P/Lまで差し出すなんて、将来に禍根を残さないのだろうか?