スピンオフストーリーブック「私の知らないdポイントの世界～禁断の錬金術」
序論：dポイント獲得術の二つの道筋
本レポートは、dポイントの効率的な獲得を目指す洗練された消費者向けに、最も効果的な戦略を詳細に分析するものである。dポイント獲得には大きく分けて二つのアプローチが存在する。一つは、単一の決済行為で高い還元率を追求する「直接還元ルート」。もう一つは、複数の金融サービスを組み合わせ、ポイントを多重に獲得する「ポイント錬金術ルート」である。
本分析では、正確かつ比較可能なランキングを提示するため、すべての決済シナリオを1,000円の支払いを基準に標準化する。基本還元率、加盟店・特約店でのボーナス、そして定期的および特別キャンペーンがもたらす決定的な影響を統合的に評価する。すべての戦略は、本レポート作成時点での最新の利用規約に基づき検証されている。
戦略の二分法
- 直接還元ルート (高還元率決済方式): このアプローチは、その単純さ、実行の容易さ、そして安定したリターンを特徴とする。日常的な取引において、迅速さと手軽さが最優先される場合に理想的である。このルートでの成功は、適切な決済ツールを選択し、既存のdポイント経済圏を最大限に活用することにかかっている。
- ポイント錬金術ルート (錬金術決済方式): このアプローチは複雑であり、複数のサービスの積極的な管理を要求するが、異なる決済システムやロイヤルティプログラム間の連携を巧みに利用することで、直接還元ルートを上回るリターンを提供する。ここでの成功は、戦略的計画、精密な実行、そして好機を捉えるタイミングが鍵となる。
第1部 直接還元ルート：単一決済の効率性を最大化するフレームワーク
このセクションでは、3つ以上のサービスを組み合わせる複雑な連鎖（チェイン）を伴わず、単一の決済行為から得られるdポイントのリターンを最大化する手法に焦点を当てる。
1.1. すべての戦略の基盤：dカードとd払いのシナジー
dポイント経済圏は、その中核的金融商品であるdカード（およびその上位カードであるdカード GOLD）とQRコード決済サービス「d払い」への利用者を意図的に優遇するよう設計されている。この相乗効果を理解することは、あらゆるdポイント戦略の礎となる。
dカード / dカード GOLDというエンジン
dカードは、dポイント戦略の原動力となる。年会費無料の標準的なdカードは、すべての購入に対して1.0\%（100円につき1ポイント）の基本還元率を提供し、汎用性の高いクレジットカードとしての競争力を確立している 。
一方、dカード GOLDは年会費11,000円を要するが、基本還元率$1.0%を維持しつつ、特定のカテゴリで強力なボーナスを提供する。最も注目すべきは、ドコモの携帯電話料金やドコモ光の利用料金に対して10%$のポイントが還元される点である（ahamoなど一部プランは対象外）。この特典だけで、対象となるドコモユーザーは年会費を十分に相殺することが可能である。
d払いという決済手段
d払いは、d払い残高や電話料金合算払いからの支払いで0.5\%（200円につき1ポイント）の基本還元を提供する 。しかし、ここでの最適化の鍵は、d払いの支払い元をdカードに設定することにある。この設定により、dカードからの支払い特典として0.5\%$が加算され、d払い全体の還元率は$1.0\%（d払い基本0.5\% + dカード設定特典0.5\%）に引き上げられる 。
dカードの独占的地位：極めて重要なルール変更
2022年6月以降、d払いの支払い元にdカード以外のクレジットカードを設定した場合、d払い利用によるdポイントは一切付与されなくなった 。これは、多くの利用者が陥りがちな、コストの高い過ちを防ぐために不可欠な知識である。この政策変更は、dポイント経済圏内でのdカードの不可欠な地位を決定づけた。ドコモは、自社の決済アプリ（d払い）の利用を促進するだけでなく、自社のクレジットカード（dカード）の利用へと誘導することで、取引フロー全体と関連する手数料を確保する「ウォールドガーデン（壁に囲まれた庭）」戦略を意図的に採用している。この構造を理解すれば、dポイント獲得を本格的に目指す利用者にとって、dカードの保有は選択肢ではなく、戦略を最適化するための必須要件であることが明らかになる。
1.2. 還元率の増幅：加盟店の階層構造の活用
dポイント経済圏では、すべての店舗が平等に扱われるわけではない。最大の効果を得るためには、2つの主要な加盟店カテゴリを理解し、それらを階層的に活用する必要がある。
第1階層：dポイント加盟店
「dポイント加盟店」とは、支払い前にdポイントカード（物理カードまたはアプリ内バーコード）を提示するだけでポイントが貯まる店舗である。還元率は通常$0.5%から1.0%$で、これがポイント「二重取り」の第一層を形成する 。
- 二重取り (二重取り) のメカニズム (還元率2.0%): d払いとdポイントの両方に対応した「dポイント加盟店」では、以下の手順でポイントを二重に獲得できる。
- dポイントカードのバーコードを提示：+1.0\%
- d払い（支払い元はdカードに設定）で決済：+1.0\%
- 合計還元率：2.0\%
第2階層：dカード特約店
「dカード特約店」は、より価値の高い、明確に区別されたカテゴリである。これらの店舗では、dカードまたはdカードを支払い元に設定したiD/d払いで決済すると、基本の$1%$還元に加えて、店舗ごとに設定された特別なボーナスポイントが付与される 。
- 三重取り (三重取り) のメカニズム (還元率3.0%以上): 店舗が「dポイント加盟店」かつ「dカード特約店」である場合、究極の三重取りが可能となる。
- 事例：マツモトキヨシ
- dポイントカード提示（加盟店特典）：+1.0\%
- dカードで決済（基本還元＋特約店特典）：+1.0\% (基本) + 2.0\% (特約店ボーナス) = 3.0\%
- 合計実質還元率：4.0\%
この加盟店と特約店という二つのプログラムの存在は、偶然ではない。dポイント加盟店は、ポイントカード提示を主軸とした広範な提携であり、一方のdカード特約店は、ドコモが自社の決済手段（dカード）の利用を強力に促進するための、より深いマーケティング契約である。データが示す通り、特約店のボーナスは加盟店の還元率を大幅に上回ることが多い。したがって、効率的な戦略とは、単にdカードをどこでも使うのではなく、裁量的な支出を意識的にdカード特約店へと振り向けることである。例えば、一般的なギフトカードを購入する代わりに、dカードを使ってオンラインでスターバックス eGiftを購入すれば、$1.0%の基本還元に加えて7.0%の特約店ボーナスが付与され、合計8.0%$という驚異的な還元率が実現する 。これは、日常のコーヒー購入を、高利回りの金融取引へと昇華させる行為に他ならない。
1.3. キャンペーンという乗数：戦略的なタイミングの重要性
決済のタイミングを戦略的に選択することは、還元率を劇的に向上させる上で極めて重要である。
定期キャンペーン：d曜日
「d曜日」は、dポイント経済圏で最も重要な定期キャンペーンである。毎週金曜日と土曜日に、対象のオンラインストアでd払いを利用して決済すると、3\%$のボーナスポイントが還元される [span_27](start_span)[span_27](end_span)。このキャンペーンは毎月のエントリーが必要であり、dカードを支払い元に設定したd払い（基本還元率$1.0\%）と組み合わせることで、対象日のオンラインショッピングにおける合計還元率は**4.0\%**に達する。この特典はAmazonを含む広範なオンラインストアで適用される 。
特定状況下でのキャンペーン：自治体連携と店舗限定
d払いは頻繁に地方自治体と連携し、特定の市区町村内で$15%から30%$といった非常に高い還元率のキャンペーンを実施する 。これらは地理的に限定されるが、対象地域にいる利用者にとっては計り知れない価値を持つ。
さらに、ローソン、ファミリーマート、ドラッグストアなどの個別の小売チェーンも、独自のdポイントまたはd払い関連のキャンペーン（抽選でポイント増量など）を頻繁に開催しており、これらは基本の還元率に上乗せすることが可能である 。
これらのキャンペーンの存在は、ポイント獲得の考え方を「何を」使うかから、「いつ」「どこで」使うかへと転換させる。例えば、「d曜日」の$4.0%$還元は、多くの実店舗での三重取りの還元率を上回る。また、$20%$の自治体キャンペーンは、他のほぼすべての方法を凌駕する。最も効率的な利用者は、単に「どの決済方法を使うべきか？」と問うのではなく、「今日は金曜日か土曜日か？」「自分はキャンペーン対象エリアにいるか？」を自問する。これにより、ポイント獲得は受動的な行為から、積極的な計画活動へと進化する。
1.4. ランキング：高還元率な単一決済手法 トップ3（1,000円決済あたり）
以下の表は、これまでの分析を統合し、直接還元ルートにおける最も効果的な決済手法をランキング形式でまとめたものである。標準化された1,000円の支払いに対する獲得ポイントを定量化することで、各戦略の優劣を明確にし、即座に実践可能な指針を提供する。
ランク
手法と場所
計算内訳（ポイント）
獲得dポイント
実質還元率
主要条件と典拠
1
自治体キャンペーン対象店舗でのd払い
（20%還元キャンペーンを想定） 1,000円 × 20%
200ポイント
20.0%
期間限定・地域限定。d払いキャンペーンページの確認が必須。
2
高還元dカード特約店でのdカード決済<br/>（例：スターバックス eGift購入）
1,000円 × (1.0% 基本 + 7.0% 特約店ボーナス)
80ポイント
8.0%
dカードでの決済が必須。還元率は特約店により異なる。
3
「d曜日」のオンラインショッピング
1,000円 × (1.0% d払い+dカード基本 + 3.0% d曜日ボーナス)
40ポイント
4.0%
金・土曜にd払い（dカード設定）を利用。毎月のエントリーが必要。
第2部 ポイント錬金術ルート：高度な多重ポイント獲得戦略
このセクションでは、複数のサービスを連鎖させることで、直接的な手法では到達不可能な還元率でdポイントを生成する、高度な戦略を詳述する。
2.1. ポイント錬金術の原則：連鎖（チェイン）の技術
ポイント錬金術とは、資金を一連の金融商品を通過させることで、各段階でポイントを上乗せしていくプロセスである。典型的な連鎖は、高還元率な源泉カード → 多機能な中間サービス → 最終的な決済またはポイント交換という構造を持つ。
- 必須構成要素:
- 源泉 (源泉): 他のサービスへのチャージでポイントを付与する高還元率クレジットカード。リクルートカード(1.2\%)やPayPayカード(JCB, 1.0\%)などが主要な候補となる 。
- 経由 (経由): 外部クレジットカードからチャージ可能で、その後のアクション（決済、他サービスへのチャージ等）に利用できる中間決済サービス。au PAYやFamiPayがこれにあたる。
- 交換 (交換): あるロイヤルティプログラムのポイント（例：Pontaポイント、Vポイント）をdポイントに交換するプロセス。これがしばしば最も重要かつ収益性の高いステップとなる。
- 黄金律：キャンペーンによる増幅効果 これらのルートの真価は、最終的な交換ステップが**「dポイント増量キャンペーン」**と重なった時に発揮される。このキャンペーンは、提携プログラムからのポイント交換に対して、10\%$から$15\%、時にはそれ以上のボーナスを定期的に提供する 。
2.2. ルートA：au PAY → Pontaポイント → dポイント交換ルート
このルートは、高還元率のMastercardブランドのクレジットカードを利用してau PAYにチャージし、チャージ時と決済時の両方でポイントを獲得。最終的に、得られたPontaポイントを増量キャンペーン期間中にdポイントへ交換することで、還元率を最大化する。
- 実行手順:
- 源泉チャージ (1.2%獲得): リクルートカード (Mastercard/Visa) を使用してau PAYにチャージする。このカードは電子マネーへのチャージに対して$1.2%$のポイント還元を提供する（月間30,000円まで）。
- 経由決済 (0.5%獲得): チャージしたau PAY残高で決済を行う。これにより、$0.5%$のPontaポイント（200円につき1ポイント）が貯まる 。
- ポイントの集約と待機: この取引で$1.2%のリクルートポイントと0.5%$のPontaポイントが生成される。リクルートポイントはPontaポイントに交換可能。目標は、Pontaポイントを大量に蓄積することである。
- 交換 (10%以上のボーナス獲得): 「dポイント増量キャンペーン」の開催を待つ。キャンペーン期間中に、蓄積したPontaポイントをdポイントに交換する。通常交換レートは1:1だが、キャンペーンによりボーナスが付与される。
- 計算例 (1,000円決済、10%増量キャンペーン時):
- ステップ1: 1,000円のチャージ → 12リクルートポイント（12 Pontaポイント相当）
- ステップ2: 1,000円の決済 → 5 Pontaポイント
- 合計Pontaポイント: 12 + 5 = 17 Pontaポイント
- ステップ4: 17 Pontaポイントを交換 → 17 dポイント + 1.7 dポイント (10%ボーナス) = 18.7 dポイント
- 実質dポイント還元率: 1.87%
この戦略の核心は、ポイントを即時交換しない「ポイントバンキング」という考え方にある。増量キャンペーンは定期的ではあるが、常時開催ではない。したがって、最も洗練された利用者は、Pontaポイントのような他社ポイントを意図的に蓄積し、増量キャンペーンという高利回りの期間中にのみ「引き出す」（dポイントに交換する）べきである。これには忍耐と市場の監視が必要だが、年間を通じて行われたすべての取引の最終的な価値を最大化する。
2.3. ルートB：FamiPay請求書払いとdポイント連携ルート
このルートは、単一の購買からdポイントを生成するのではなく、FamiPayのユニークな機能を活用して、(A)通常ポイントが付与されない税金などの支払いでクレジットカードのポイントを獲得し、(B)ファミリーマートでの買い物でポイントを二重取りすることを目的とする。
- パートA：請求書払いによる価値の創出
- 源泉チャージ (1.0%以上獲得): FamiPayに高還元率のJCBブランドカードでチャージする。最適な選択肢はPayPayカード (JCB) であり、$1.0%$のPayPayポイントが付与される 。
- 経由決済 (10ボーナス獲得): FamiPay残高を使い、「請求書払い」機能で公共料金や地方税を支払う。この行為自体はパーセンテージベースの還元を生まないが、FamiPayは支払い1件につき一律10円相当のFamiPayボーナスを付与する 。
- 成果: 現金や銀行振込ではゼロポイントだった支出から、$1.0%$のPayPayポイントを獲得することに成功する。
- パートB：ファミリーマートでのポイント三重取り
- 事前設定: FamiPayアプリ内でdポイントカードを連携する 。
- 源泉チャージ (1.0%以上獲得): 上記と同様にPayPayカード (JCB)でFamiPayにチャージする。
- 決済 (0.5% + 0.5%獲得): ファミリーマートでFamiPayを使って支払う。この取引により自動的に以下のポイントが付与される。
- 連携したdポイントアカウントに0.5\%（200円につき1ポイント）。
- FamiPayアカウントに$0.5%$のFamiPayボーナス 。
- 計算例 (ファミリーマートでの1,000円決済):
- ステップ2: 1,000円のチャージ → 10 PayPayポイント
- ステップ3: 1,000円の決済 → 5 dポイント + 5 FamiPayボーナス
- 獲得ポイント合計: 10 PayPayポイント + 5 dポイント + 5 FamiPayボーナス
この戦略は、単一取引のリターン最大化だけでなく、個人の財務全体の最適化を目指す包括的なアプローチを示す。ゼロ還元の支出をポイント獲得可能な支出に転換し、アプリを異なる経済圏の架け橋として利用することで、複数のプラットフォームにわたって価値を構築し、それを戦略的に活用することが可能になる。
2.4. ルートC：頂点の錬金術 – SBI証券クレカ積立とVポイント交換ルート
これは最も強力な「錬金術」ルートであり、クレジットカードによる投資信託の積立（クレカ積立）を利用して大量のVポイントを生成し、それを増量キャンペーン期間中にdポイントに交換することで、考えうる限り最高の効果的なリターンを目指す。
- 実行手順:
- 源泉・経由 (1.0%獲得): 三井住友カード ゴールド（NL） を使用して、SBI証券で投資信託を積み立てる。前年のカード利用額が100万円以上の場合、毎月最大10万円までの積立額に対して$1.0%$のVポイントが付与される 。
- ポイントの蓄積と待機: この方法でVポイントを大量に蓄積する。毎月上限の10万円を積み立てる利用者は、年間で12,000 Vポイントを生成できる。
- 交換 (15%以上のボーナス獲得): 還元率の高い「dポイント増量キャンペーン」を待つ。過去には$15%や20%$のボーナスが提供された実績がある 。この期間中にVポイントをdポイントに交換する。Vポイントはdポイントに交換可能である 。
- 計算例 (1,000円のクレカ積立、15%増量キャンペーン時):
- ステップ1: 1,000円の積立 → 10 Vポイント
- ステップ3: 10 Vポイントを交換 → 10 dポイント + 1.5 dポイント (15%ボーナス) = 11.5 dポイント
- 実質dポイント還元率: 1.15% (注: この還元率は低く見えるが、その真価は消費支出ではなく投資資金に適用される点と、その規模の大きさにある)
この戦略は、これまでのすべての手法とは一線を画す。ポイント獲得が消費活動から切り離されている点に、その本質がある。ここでの「支払い」は商品やサービスの対価ではなく、自己の資産形成のための資金移動である。にもかかわらず、この資本移転が高還元のポイントを生み出す。これは究極の「錬金術」と言える。資本配分そのものをポイント生成活動に変えることで、ポイント獲得と利用者の関係性を根本的に変革し、消費に対する報酬から資本に対するリターンへと昇華させる。これは、大量のポイント獲得を目指す上級者にとって最も強力な戦略である。
2.5. ランキング：「ポイント錬金術」決済手法 トップ3（1,000円決済あたり）
以下の表は、複雑な多段階プロセスを分解し、各戦略の最終的なdポイント利回りを定量化することで、抽象的なルートを具体的かつ比較可能な形で提示する。ランキングは、純粋なポイント数だけでなく、決済の種類（消費、義務的支出、投資）という戦略的文脈も考慮している。
ランク
ルート概要（1,000円決済あたり）
各段階での獲得ポイント
最終dポイント
実質還元率
必須ツールと典拠
1
au PAYルート（一般消費）<br/>リクルートカード → au PAYチャージ → au PAY決済 → 10%増量キャンペーン中にPontaをdポイントに交換
1. チャージ: +12 Ponta (1.2%)<br/>2. 決済: +5 Ponta (0.5%)<br/>3. 交換: 17 Ponta × 1.10
18.7ポイント
1.87%
リクルートカード(Visa/MC), au PAYアプリ。還元率は増量キャンペーンに依存。
2
FamiPayルート（請求書払い）<br/>PayPayカード → FamiPayチャージ → 税金・公共料金を支払い
1. チャージ: +10 PayPayポイント (1.0%)<br/>2. 請求書払い: +10 FamiPayボーナス<br/>(ゼロ還元支出から他社ポイントを生成)
(注参照)
(注参照)
PayPayカード(JCB), FamiPayアプリ。義務的支出でのポイント獲得に戦略的価値。
3
クレカ積立ルート（資本移転）<br/>三井住友カード ゴールド(NL) → SBI証券積立 → 10%増量キャンペーン中にVポイントをdポイントに交換
1. 投資実行: +10 Vポイント (1.0%)<br/>2. 交換: 10 Vポイント × 1.10
11ポイント
1.1%
三井住友カード ゴールド(NL), SBI証券口座。決済は投資。1.0%還元には年間利用額条件あり。
結論：最適なdポイント戦略の構築
本レポートの分析から、dポイント獲得を最大化するための戦略は、単一の万能な方法ではなく、状況に応じて最適な手法を組み合わせるポートフォリオアプローチであることが明らかになった。
直接還元ルートでは、自治体キャンペーンが最高の還元率を提供するが、その機会は限定的である。日常的に最も高いリターンを期待できるのは、スターバックス eGiftのような高還元率のdカード特約店を戦略的に利用することである。
一方、ポイント錬金術ルートでは、「au PAYルート」が一般消費において最も安定して高い還元率を提供する。このルートの真価は、Pontaポイントを蓄積し、「dポイント増量キャンペーン」のタイミングで交換することで発揮される。
したがって、dポイント獲得を極めるための推奨ツールキットは以下の通りである。
- 中核ツール: dカードまたはdカード GOLD
- 錬金術の源泉: リクルートカード (Visa/Mastercard) および PayPayカード (JCB)
- 錬金術の経由路: au PAY および FamiPay アプリ
最終的に、最適な戦略とは、最高の「基礎」手法（dカード + d払い）と、最高の「錬金術」ルート（au PAYルート）を組み合わせ、その両方を「キャンペーン」（特にポイント交換増量キャンペーン）の戦略的かつ忍耐強い活用によって増幅させることにある。利用者は、支出の種類（消費、義務、投資）、取引先の加盟店カテゴリ、そして現在のキャンペーン状況に基づいて、動的に決済手法を選択することで、dポイント獲得のポテンシャルを最大限に引き出すことができるだろう。
引用文献
1. ahamoユーザーが「dカード」「dカード GOLD」を使うメリットを徹底解説！, https://ahamo.com/column/column53/index.html 2. dカードゴールドはポイント還元率10%以上のメリット最強クレカ！ドコモユーザーなら年会費も無料で済む？ | マネ会 by Ameba, https://manekai.ameba.jp/creditcard/dcard/ 3. dカードとdカード GOLDの違いは？アップグレード方法についても解説 – マイベスト, https://my-best.com/articles/263 4. dカード GOLDは本当に高還元率？効率の良いお得なポイントの貯め方や使い方 – モデル百貨, https://www.nc-card.co.jp/magazine/dcardgold-point/ 5. dカード GOLD, https://dcard.docomo.ne.jp/st/dcard_gold/index.html 6. クレジットカードでポイントを二重取り・三重取りする方法は？お得な組み合わせを紹介 | マイベスト, https://my-best.com/articles/3682 7. クレジットカードでポイントを二重取りする方法は？おすすめ組み合わせ5選！, https://toranoko.com/toranomaki/creditcard/point-double-get/ 8. 北海道の方必見！dカード・d払いつかわないともったいない！！dポイントがたまるおトクなキャンペーン実施中！ – NTTドコモ, https://hokkaido.ad.at.nttdocomo.co.jp/cashless_202502/index.html 9. d払いはクレジットカード払いにすべき！d払いとdカード払いの違いやポイントについて解説, https://manekai.ameba.jp/cashless/d_payment/creditcard/ 10. ポイントを最大3重取り！d払い×dカードの活用法, https://service.smt.docomo.ne.jp/keitai_payment/topics/dcard/ 11. d払い、dカード以外のクレカ利用でのポイント還元を廃止 | アプリオ, https://appllio.com/news/2022-06-01-27901-dbarai-creditcard-point-back-change 12. 【2025年最新】dポイントの使えるお店は？使い方や登録方法も解説 | 家電小ネタ帳 – Nojima, https://www.nojima.co.jp/support/koneta/161108/ 13. d払いでdポイントを二重取りするやり方を徹底解説 – 株式会社ZUU, https://zuu.co.jp/media/creditcard/dpay-point 14. dカード特約店で還元率大幅アップ！スタバ含む店舗一覧やポイントの貯め方を解説 | マイベスト, https://my-best.com/articles/260 15. dポイントがさらにたまる dカード特約店, https://dcard.docomo.ne.jp/st/dpoint_tokuyaku/index.html 16. 毎週おトクなd曜日 毎週金土曜日はdポイントが最大4％～抽選最大24％還元！, https://service.smt.docomo.ne.jp/keitai_payment/campaign/dp/cpn_dp5_sat.html 17. 8月開始の「dポイント」「d払い」自治体キャンペーン | 株式会社NTTドコモのプレスリリース, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000552.000118641.html 18. キャンペーン｜d払い – かんたん、便利なスマホ決済, https://service.smt.docomo.ne.jp/keitai_payment/campaign/ 19. 9月開始の「dポイント」「d払い」キャンペーン | 株式会社NTTドコモのプレスリリース – PR TIMES, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000117.000141840.html 20. 【dポイント】dポイントやd払いで簡単に参加できそうなお得なキャンペーンをまとめました – YouTube, https://www.youtube.com/watch?v=D4efwY40B-4 21. ポイント還元率が高いクレジットカード最強比較！おすすめ20枚をランキング – 株探, https://kabutan.jp/hikaku/credit_point/ 22. ファミペイチャージにおすすめのクレジットカード比較！ファミペイのお得な利用方法も, https://coetas.jp/creditcard/famipay-charge/ 23. 【まとめ】FamiPayチャージで1%還元されるカード5枚を紹介します！これさえ持っておけばお得にPOSAカードも購入できる。 – YouTube, https://www.youtube.com/watch?v=YbsPWJn8HWE 24. 「ポイント交換でdポイント10％増量キャンペーン」を開催 | 株式会社NTTドコモのプレスリリース, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000532.000118641.html 25. 「ポイント交換で d ポイント 10％増量キャンペーン」を開催 – NTTドコモ, https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_250708_g1.pdf 26. 「ポイント交換でdポイント10％増量キャンペーン」開催のご案内 – ワラウ, https://www.warau.jp/service/info/permalink/2807/ 27. 【dポイントクラブ】ポイント交換でdポイント10％増量 – キャンペーン一覧 – dポイントをおトクにためる, https://dpoint.docomo.ne.jp/cp_7/alliance_250801_6526/index.html 28. au PAYチャージによるポイント二重取りの方法！クレジットカードを使ったおすすめのやり方・注意点・お得な日の存在を紹介 – スペースシップアース, https://spaceshipearth.jp/aupay-pointnijuu/ 29. リクルートカード – リクルートID規約 ポイント加算・利用条件一覧, https://point.recruit.co.jp/doc/terms/pointlist13.html 30. 【2025年最新】au PAYカードの特典と還元率を完全解説！auユーザー以外でもお得な理由とは, https://theapps.jp/media/2296 31. 2025年現在は何%？au PAYのポイント還元率と効率的にポイントをためる方法, https://media.aupay.wallet.auone.jp/articles/422 32. ファミマのアプリ「ファミペイ」で公共料金・地方税が支払いできます。 | ポケットカード株式会社, https://ftcard.pocketcard.co.jp/famipay/ 33. ファミペイ請求書支払い – ファミリーマート, https://www.family.co.jp/famipay/payment.html 34. ファミペイチャージにおすすめのクレジットカード！各カードの還元率などを徹底解説 – ワラウ, https://www.warau.jp/style/article/famipay-charge-credit-card-recommend/ 35. 使えば使うほどおトク！ ファミマのアプリ ファミペイ, https://www.family.co.jp/famipay.html 36. FamiPay – ファミマデジタルワン, https://famipay.famidigi.jp/ 37. SBI証券クレカ積立におすすめの対象クレジットカードを紹介！三井住友以外はもったいない？, https://www.a-tm.co.jp/top/securities/securities-osusume/sbi-securities/sbi-securities-creditcard/ 38. SBI証券でのクレカ積立の対象カードは？ポイント付与や設定方法を紹介 – 株探, https://kabutan.jp/hikaku/credit_sbi-mitsuisumitomo-tsumitate/ 39. 「ポイント交換でdポイント最大20％増量キャンペーン」実施中！（このキャンペーンは終了しました）, https://monitor.macromill.com/news/news_release/20250303_dpointcp25.html 40. ドットマネー徹底解説！おすすめの交換先、現金化、貯め方までご紹介 – ワラウ, https://www.warau.jp/style/article/dotmoney-exchange/ 41. クレジットカード還元率おすすめランキング！高いポイントのクレカを厳選紹介, https://msj-solution.com/column/pointreturn-rate/ 42. SBI証券で「三井住友カード」を登録してクレカ積立の設定をする方法【月10万円までOK】, https://gentosha-go.com/articles/-/40350
