世の中にいろいろなポイント経済圏が構築されてってますが、ポイント投資において、どのポイントがいいのかまとめてみました。共通ポイント編です。
主なポイントの種類
ポイントと聞いて、どのようなポイントを思い浮かべますか?一口でポイントって言っても、種類はいくつかあり、その中でもポイント投資に向いているもの、向いていないものがあります。ポイント投資、しかもポイントがお金を生み出す仕組みの構築という観点で整理/評価してみましょう。今回は共通ポイント編です。
共通ポイント
言わゆるポイント経済圏なるものを構築する共通ポイントです。楽天ポイント、dポイント、Pontaポイント、Tポイントがあげられます。
楽天ポイント(評価:△)
ポイントといえば、このポイントを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。楽天グループは様々な生活分野でサービスを提供し、結果としてとても貯めやすいポイントになっていると思います。SPUといって、楽天のサービスを利用すればするほど、楽天市場でお買い物する際のポイント倍率がステップアップする仕組みが好評で、どのサービスも大きく成長しています。
ポイント投資、という観点で言えばポイント運用、楽天証券での投資信託、株式購入にも使えます。一通りのことはできますが、ポイントだけで株式を購入しようとなると、楽天証券で単元未満株の取り扱いがないので、ちょっとハードルは高くなります。
dポイント(評価:△)
dポイントが始まった当時は、docomoはどこまで本気かな?と思ったりしたものですが、今では大きなポイント経済圏を構築するに至りました。docomoユーザーはもちろん、docomoを利用していない人でも、dカードやd払いといったサービスを通じて、ポイントを貯めることができます。
ポイント投資の観点で言えば、ポイント運用(ポイント投資)があり、THEO+を通じて投信に、SMBC日興証券とのFroggy(フロッギー)を通じて、dポイントで個別株(キンカブ)に投資できます。個別株に関しては100ポイントから投資できるのは魅力ですが、配当金を配当金相当額として証券口座で受領することで、面白みが半減します。
Pontaポイント(評価:◎)
最初のころはローソンだけかぁと思ってましたが、auと提携してから、一気に広がりましたね。私はスマホはauじゃないし、近所にローソンはないのですが、最近はpontaポイント、ガンガン貯まってます。
ポイント投資の観点で言えば、ポイント運用、auカブコム証券やSBI証券における投資信託、STOCK POINT for CONNECTを通した個別株投資が可能となっています。STOCK~からは大和証券系のネット証券CONNECTの口座に個別株として1株から出庫できます。ただし、取扱銘柄はETFを除く個別株は111銘柄(執筆時点)に限られていることと、CONNECTに入庫される際、特定口座ではなく、一般口座に入庫されるため、売却の際は確定申告が必要となることに注意が必要です。
Tポイント(評価:◎)
正直、ポイント投資の観点で言えば、もっとも扱いやすいポイントです。しかしながら、共通ポイントとしては負け組の様相が。がんばって貯まりやすいポイントになって欲しいです。
ポイント投資の状況は、一番お手軽なポイント運用のサービスこそ見当たらないものの、SBIネオモバイル証券、SBI証券を通じて、投資信託、個別株へ投資ができます。SBIネオモバイル証券では1株から取引が可能で、まさにポイント投資のためのポイント、と言い切っていいでしょう。なお、SBIネオモバイル証券では、Tポイントを使って、FXへの投資も可能です。
LINEポイント(評価:〇)
最後に最後発のLINEポイントです。LINEのサービス利用で貯まっていくポイントで、クレジットカードVISA LINE Payでポイントがガンガン貯まってく、力強いポイントサービスでした。ただ、Yahoo!との経営統合により、今後どうなっていくのか、心配なポイントサービスでもあります。
ポイント投資の観点では、なかなか優秀です。お手軽なポイント運用サービスこそ見当たりませんが、野村證券との合弁会社であるLINE証券を通じて投資信託(積立)、FXに投資をすることができます。個別株に関しては、単元株はもちろん、単元未満株の取引も可能で、取扱銘柄数も1,000銘柄を超え、自由度は高いです。
結論
いかがでしたでしょうか。ポイント投資の観点では、Tポイント、Pontaポイント、LINEポイントを選ぶと、単元未満株の取引が可能となり、結果として高利回りのポートフォリオを構築できるようになります。
今後、クレジットカードのポイントや、航空マイルなど、共通ポイント以外についてもまとめていく予定です。