日興フロッギーで2020年10月1日から、dポイントがもらえるクーポンを配布する新サービスがスタートしています。どういうことでしょうか?
クーポンがもらえる条件にはフロッギーで投資をすることが条件に含まれる模様。なんか複雑そうですが、サイトに書いていることは次の通り。
≪ポイントボーナスチケットの仕組み≫
①チケット対象銘柄の株をキンカブを使って500円以上買う
②株を月末まで保有して、チケットをもらう
③ドコモのチケットサイトで商品を選択
④対象商品を買う(dポイントカードを提示)
⑤ポイントボーナスがもらえる
なんと、5ステップ。しかも、クーポン取得のためにはチケット対象銘柄に投資する必要があるとか。
チケット対象銘柄はどうやって探すのでしょうか?答えは…
日興フロッギーの記事のなかで、目印のマークの記事を探す必要があります。今、日興フロッギーのサイトで、どのような記事があるのか、探してみました。
対象の記事が見当たらないではないですか…。
そもそも、記事を探すのが面倒くさいw でも、気を取り直して、次のステップを見ていきましょう。
500円投資して、月末まで持ち続ける。ここまでは良しとしましょう。翌々月初にチケットが届くとは、どういうこと?
docomoのポイントボーナスチケットのサイトでクーポンが受け取れるようです。日興フロッギーのサイト、ないしはここでクーポンを確認します。
あとは、店頭でdポイントカードを提示して、クーポンを利用した買い物をするという流れです。
ひとことで言うと、「めんどうくさい」よね。
なんだろう、いくつか違和感を感じます。
まず、投資対象銘柄を選択する際、明日のお買い物(実際は翌々月以降!)でおトクになるから投資しようって発想になるのでしょうか。明日のおトクを目指すなら、ポイント投資などせずに、ポイント消費で買い物するでしょう。そもそも、ターゲティングが間違っている気がします。
続いて、このフローの順番。投資→おトクな買い物という流れですが、おトクを実感するまでの日数が長すぎます。忘れたころにお鍋のスープが安くなるクーポンをもらっても、お鍋のシーズンが終わっているかもしれません。欲しいと思ったその時にもらわないと響かないですよね。
だとすると、特定銘柄の買い物をすることによって、フロッギー投資に使途を限定したdポイントを付与して、SMBC日興証券の新規口座開設を促すような仕組みのほうが、消費者、そして投資家には響きますよね。
ただし、このポイント代金を負担しているのは、クーポンを発行する企業が負担しているはず。だとすると、企業サイトからすれば、自社の資金を使って、他社の株式に投資するようなスキームは許容でいないはず。一方、現在のフロッギーには、投資対象企業を限定してdポイント投資でいるシステムはないでしょう。
このような背景から、このようなわかりづらく、消費者、投資家ともに響きづらいスキームになってしまったことでしょう。
まっ、そうは言ってもおトクなのは間違いないでしょうから、銘柄をよく見て投資を検討しますけどね!