Tポイントと相性のよい銀行はどこか、と聞かれたら迷わず新生銀行と答えます。1円もコストをかけることなく「新生ポイントプログラム」で月間207ポイントが稼げます。Tポイントで投資を行う場合、別の記事で書いたように、SBIネオモバイル証券の月間サービス利用料は実質18円(200ポイント分は期間固定ポイントが付与される)なので、18円のコストで新生銀行207ポイント+SBIネオモバイル証券200ポイントの合計407ポイント分、株式投資資金が得られることになります。では、どういったことなのか見ていきましょう。
新生ポイントプログラムとは
新生銀行が行っているロイヤリティプログラムで、Tポイントの他、dポイント、nanacoポイントが貯められます。私はメインでTポイント投資を行っているので、Tポイントの視点で見ていきます。
エントリー、ログインで貯める
新生ポイントプログラムは毎月エントリーが必要です。ちょっと面倒ですが、エントリーする時期は月初でも、月末でも構いません。これなら忘れることも無さそうです。そしてエントリーするとそれだけで1ポイント付与されます。
この読者のみなさんは、当然ながらインターネットバンキングの契約をされていると思います。月に一度でもインターネットバンキングにログインすると3ポイント付与されます。まぁ、あとの手続きの関係で言われなくても毎月ログインすることになるでしょうから、お得ですね。
メールマガジンって貯まってくると鬱陶しくなって配信停止したりしちゃいっますよね。でも、新生銀行のメールは受信するようにしておきましょう。エントリー翌月10日頃に配信されるメールを受信するだけで3ポイント付与されます。
ここまでのポイント付与は月間合計7ポイント。何か特別なことはしなくても、毎月7ポイントをもらえるのが、この新生ポイントプログラムです。
他行からの振込入金で貯める
ここが新生ポイントプログラムの真骨頂。他行から1回あたり1万円以上の振込入金があると25ポイント付与され、月間最大200ポイントまで付与されます。ということは、1万円×8回の振込入金があれば25ポイント×8回=200ポイント貯まる計算です。
振込手数料がかかるじゃん?
いやいや、振込手数料をかけずに新生銀行の口座に振込むことができます。証券会社の出金指定口座に新生銀行を指定しておけばよいのです。1万円を8回ということで、毎月金融機関の営業日は20日程度ですから、ちょいと忙しいオペレーションになるかもしれません。
出金には注意が必要なことも
ただし、新生銀行の口座から出金するのに注意が必要です。ATM出金は「新生ゴールド」というステータスにならない限り、110円/回のATM利用手数料がかかります。インターネットバンキングにおける振込手数料は最低月1回は無料で、新生ゴールドになれば月5回まで無料になります。なお、執筆時点で私の知る限り、新生銀行は証券会社と決済提携を行っていない様子なので、証券会社を通じた出金という技も使えなさそうです。
解決策は新生ゴールド
新生銀行では新生ポイントプログラムの他にもうひとつ、ロイヤリティプログラムがあります。それが「新生ステップアッププログラム」です。わかりにくいですね。取引状況に応じて、新生スタンダード→新生ゴールド→新生プラチナとステージが上がっていき、ステージごとに、ATM無料利用回数や、他行宛振込手数料の無料回数の優遇が受けられます。新生プラチナまであげる必要はありません。新生ゴールドで十分です。
ステップアップの取引条件はいくつかありますが、私にとって一番ハードルが低いのが投信積立5,000円/月でした。ノーロードのインデックスファンドならどこで購入しても同じです。だったら新生銀行で積立すれば、手数料の優遇が得られて良いでしょう。
Tポイント錬金術に必須なのは新生銀行
ここまで見てきた通り、新生銀行はTポイント(またはdポイント)のポイント投資と非常に相性がいいです。また費用をかけることなく、ポイントがもらえるのも嬉しいところ。口座開設にあたっては、まとまったポイントがもらえるキャンペーンも展開していますので、忘れずにもらいましょう!