LINE証券は執筆時点でもっともポイントが貯めやすく、効率よくポイント投資ができる証券会社です。
なぜなら、VISA LINE Payカードを利用すると2021年4月までの期間限定ながら、ポイントが3%と驚異の還元率となっています。ただし、1株投資できる銘柄は限られているので、少し注意が必要です。
LINE証券でできること
一般的な単元株取引や、FX、投資積立、信用口座など、LINEというアプリのなかで展開している証券会社とは思えないほど高機能ですが、ここではポイント投資でもっとも利用頻度が高い、1株投資に絞って見てみます。LINE証券の特徴は以下の通りと言えるのではないでしょうか。
- LINEポイントを使って
- コストを意識することなく
- 1株単位で
- メジャーな300銘柄に投資ができる
LINEポイントが使える
QRコードを使ったLINE Payや、東京オリンピックデザインで新たに発行されたVISA LINE Payカードによる支払などで貯まるLINEポイント。ポイント経済圏としては後発ですが、金融以外にも携帯電話MVNO事業やアンケート、広告などでLINEポイントは簡単に貯まりやすいポイントになっているので今、一番注目のポイントです。
1株から取引可能
LINE証券ではLINE証券が定める300銘柄の中から1株から株式投資を行うことができます。もちろん、LINEポイントを使って、キャッシュアウトさせることなく、ポイントだけで投資ができます。LINE証券は、LINE Pay残高を証券口座に振替て投資することができるようになります。ポイント投資する場合は、ポイントを証券会社に振替て利用します。なお、ポイントを証券口座に振替えた後に、LINE Pay残高に戻すことで、LINEポイントは簡単に現金化できるのは余談です。
コストを意識することがない
LINE証券の1株取引は取扱手数料はかかりません。無料です。また、SBIネオモバイル証券のような、定額のサービス利用料のような手数料もかかりません。ただし、1株取引の際、市場価格(基準価格)に対してスプレッドを乗せています。したがって、投資家はコストを意識することなく、取引ができます。
9:00~11:20 | 取引所の最良気配を基準に0.05%の上乗せ |
11:30~12:20 | 前場終値に対し0.05%の上乗せ |
12:30~14:50 | 取引所の最良気配を基準に0.05%の上乗せ |
17:00~21:00 | 翌日基準値段に0.5%の上乗せ |
メジャーな300銘柄に投資可能
国内ETF15銘柄と、LINE証券が定める有名企業300社に対し、1株から投資することができます。銘柄はLINE証券が定めており、入れ替えがあります。
LINE証券のデメリット
狙った銘柄が取扱対象に入っていれば、無敵なLINE証券ですが、若干、注意が必要です。
取扱銘柄が少なく、入れ替えリスクあり
他の1株投資ができる証券会社に比べて、取扱可能な銘柄が株式では300銘柄と少ないです。さらには1株取引が可能な銘柄に入れ替えがあります。対象外になっても、売却だけはできるようです。
コストは決して安くはない?
LINE証券では取扱手数料はかかりませんが、スプレッドの上乗せがあります。また、スプレッドは1円に満たない場合は、1円に切り上げられます。某ETFを45円の時に購入しましたが、その際の上乗せスプレッドは0.05%。1円未満なので、購入価格は46円に上乗せされます。1円÷45円=2.22%→実際に支払っているコストは、市場価格に対し、2.22%ということになります。まぁ、絶対額は1円なので対したこと無い結果ですが、少額投資の場合は費用率で見た場合、想定以上にコストは高率になっている場合があるので、冷静に考える必要があります。ただし、いずれにしてもポイントで投資するので、株価やコストはさほど意識する必要はありません。
1株投資は株主優待と同じで、薄く広く投資していった方が、全体としての投資効率は上がります。ただし、長く続けていったり、優待が欲しくなったりしたら単位株になることも出てくると思います。単位株になったら、運用効率を考えると貸株に出した方が利回りは上がります。LINE証券では貸株のサービスがありません。その場合、他の証券会社に移管使用にしても、LINE証券では出庫手数料1,100円(税込)かかるので、コストを勘案すると現実的ではありません。この通り、LINE証券は場合によって費用がかかるので、注意が必要です。
LINE証券口座開設
上記の通り、色々見てきましたが、投資したい銘柄がLINE証券で1株投資の取扱銘柄になっているのであれば、ポイントが貯めやすいLINE証券に口座開設して取引するのがよいでしょう。